毒親がいる人の結婚ってどうするんだろう

彼氏とは、年内に結婚をする予定である。
そこで立ちはだかる壁。毒親である。

毒親がいる人は、どうしていたんだろう。
結婚前のあいさつはやっぱりするのだろうか。両家挨拶は……？
結婚式には、形式上だけでも親に参列してもらうのだろうか。

正直、結婚前のあいさつはしたくない。
手紙なんかで連絡すればいいだろうと思う。
式には呼んでいいけど、手紙とかは読みたくない。でも期待してるんだろうな……。
（ここで自分の意志を強く持てないあたり、毒親の娘）

私はいままで、毒親が付き合っている人のことを散々言う姿を見てきた。

私が言われていたこと

「礼儀がなっていない」
「収入は最低でも手取300万はないとダメ」
「片親なんて無理」
「アイツのせいでお前はおかしくなった」
「なんであんなブサイクなの？」

弟が言われていたこと

「顔が微妙。なんでこんなブスと付き合ってるんだ」
「なぜ母より彼女を優先するのか。相手が片親だからか。許せない」
「弟と同じ大学に行きたいらしいけど、無理でしょう」
「そもそも上手く付き合えるわけないわよ」

うちの親は、付き合っている相手に1つでも嫌なところがあるとバッシングする。
これは母も父もだ。父は特に「顔」を重視していたように思える。
（自分だって大層な顔してないのに……）

私が現在付き合っている彼氏は、父も母も大満足らしい。

親から見た彼氏の印象

• 寡黙で聞き上手
• 顔が平均以上。（特に母には『かわいい』と絶賛されていた）
• 年収の条件クリア（手に職有り）
• 片親ではない

父からは、
寡黙で聞き上手。人当たりが良いところが、非常によかったようだ。
（自分の話をちゃんと聞いてもらえる安堵感？）

母からは、
顔が平均以上でかわいい印象というところが、非常によかったようだ。
（彼氏はおばさんに受ける顔らしい。
　学生時代も保護者から「かわいい」と言われていたとのこと）

そして、なによりも「世間体」を考えても問題がない。
”自分たちが「婿」と呼んでも恥ずかしくない相手”というのがポイントだったらしい。

今回の大絶賛ぶりをみると、見た目と世間体と自分が満足できるかが重要だったようだ。
麻雀はできないと伝えると若干文句を言っていたが、
「賭け事を全くやらない人だから」と伝えると、絶賛していた。
伝え方ひとつで、こうも変わるものなんだと感じる。

相手の好きな人を「でも好きなんだね」と尊重せずに、
自分たちの欲しい条件に対してのみ尊重する人たちなんだ。
と考えると、私は相当萎えてしまった。

わたしは、相手が好きだから結婚する。
その門出を祝われるのは、最小限に抑えたいのだ。

手紙なんて書かせたら、

今までたくさん、暴力という名の躾をしてくれましたね。
存在否定、完璧主義の押しつけ、色んなことがありました。
時には包丁をつきつけて「死ね」と、命の大切さを学ばせてくれました。
時には「殴ったのは誰にも言うな」と、秘密を守る大切さを学ばせてくれました。
わたしのメールを勝手に盗み読んでいたことも忘れません。

おかげで、毒親を一緒に克服してくれる彼に出会えました！
これもすべて、暴力という名の躾の賜物です。ありがとうございます！

私たちは今後、そのような躾を反面教師にし
居心地のいい家庭を作るよう、日々楽しく生きていこうと思っています。

ということを言いかねない。

今後、どのように進めていこうかな……

彼氏からは、「別にもう関わらなくていいんじゃない？」と言われている。
そうやってバッサリできたらいいなぁ。