まこのきもち

うつ病を治すため。ACを直すため。日々のことや気分のこと

父のこと、今は大嫌いです

父は、とても良い印象のように書いた。
maco6.hatenablog.com

けれど、私は成長するにつれ父が嫌いになっていった。
別に目立った虐待は受けていない。殴られてもない。

ただ、言うことがころころ変わったり、
なんでもかんでも「お前のせいだろ」と決めつけてくるのが苦しかった。

高校入学する頃、お金を貯めたくて親に「バイトしたい」と相談した。一蹴された。
「子どもがバイトなんて身分不相応」
「学生のうちは勉強だけしてればいいんだ」

そういって、NGといった。

私がお金を貯めたいのは、叶えたい夢があったからだ。
それは高校在学中から両親に言っていたので、両親も把握していたと思う。
そして、卒業間近になって事件は起こった。

私「夢をかなえる理由で、まとまったお金が欲しいです」
父「ふざけるな。そういうのは、高校生のうちにバイトしてためるもんだろ」
私「いや、バイト反対したのお父さんだよね???」
父「俺は反対してない。なんでバイトしてないんだ!」
父「お父さんのせいにするな。まこがバイトしてないのが悪い」

ちょっと何言ってるかよくわからなかった。
入学時の言いつけを守ってきて、今更「言ってない」なんて。
言質をとっていなかったのが悔やまれる。


また、高校卒業以降はなにかにつけて私のせいにしていた。
「グラスが机の上に置きっぱなしなのはお前のせいだ」
「櫛が洗面台に置きっぱなしになってる。お前のせいだ」

わたしは正直しっかり者ではないので、しっぱなしにしてしまうことがある。
自分が間違ったと思った時は、すぐに対応した。
けれど、明らかに私ではない時は、「私はやってない」と訴える。

しかし、父は聞き入れず「そうやってごまかしやがって。お前がやったんだろ」
とひたすら犯人扱いをしてくるのだ。
「やった」「やってない」を繰り返していくうちに、どんどん大声になる父。
それが非常にストレスだった。

ちなみに、そういう時は大抵母がしっぱなしにしているのだが……。
母に対しては怒らず、「なーんだ」で済ます。

この、対応の違い。
わたしは母よりも粗末であり、常に犯人として疑われる生活をしなければいけない。
それが非常に苦痛だった。


そう、あの家では常に私は犯人であり、粗末な子どもであり、出来損ないであり、
期待に添えられず、なにをやっても怒られ、理不尽な目に遭わなければいけない。
また、生命の危機も脅かされ、殴られなければいけない。
毎日、いつ怒られるかびくびくしながら生活する。
実家の居心地がいいとか、両親に何でも相談できるとか、わたしにとっては夢のまた夢。
(そもそも、一般的にそのようにみんな育っていることに驚いた。文化の違いを感じた)

父も母も大嫌いなのである。
どちらも、わたしにとっての安寧の場ではなかった。

ただの横暴な裁判官だったのだ。
家の中には裁判官と被告人しかいない。
裁判官が行った悪いことも、被告人がかぶらなければいけない。

そう考えると、実家は勾留所なのだ。
常に裁判が行われ、常に刑を課される日々だった。